ピンセット使うみたいな気分

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「終わった…なにもかも…」

と呟いたのは最終ラウンド、
宿敵・矢吹丈を必殺のアッパーカットで
マットに沈めた力石徹だ。

でも昨日、2022年9月10日の午後8時。

僕も力石と同じように呟いていた。

「終わった…なにもかも…」

いや、なにもかもは言い過ぎだ。

たかだかインタビュー事例集の
初校の編集作業が終わっただけだ。

でもそんな感慨だった。

毎回、編集作業は簡単じゃない。

何と言っても5万字以上の原稿を
5千字台まで削るのだ。

並の作業じゃない。
しかもそれが7人分もある。

あたま禿げそうになる。

最初は到底不可能だと感じる。

削りに削ったとしてもだいたい
1万数千字がいいところだ。

でもそこはエベレスト登頂の
ベースキャンプだ。

そこから5千字台にアタックする。

それこそ何万遍でも読み返す。

黒ひげ危機一発をやってる気分で、
慎重に少しずつ文言を削っていく。

重複している部分や言い回しはないか?
冗長に響く部分はないか?
リズムはどうか? 読みやすさはどうか?
読点、約物、改行は?
漢字にすべきか平仮名にすべきか?

大事な一文やキーワードが抜けると
それこそ全体が意味をなさなくなる。
安易に削るだけの話じゃないのだ。

まるでピンセット使うみたいな気分だ。

朝からそうこうすること11時間超。

午後8時、ついに登頂に成功した。

そして確認用にプリントアウトのボタンを
力強く押したとき、僕は力石になった。

って要はさ、
カッコつけてドラマチックに言うけどさ、
結局のところ、初校が揃えられて嬉しい。
ひと息つきたい。そう言いたいんでしょ?

ビンゴ!!!笑

一旦ここでうちの奥さんにバトンタッチだ。

頼むよ編集長。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。