紙の本が好きだ

もし無人島に
一冊だけ本を持っていくとしたら
何を持っていくか?

という質問がよくあるけど、
これはあんまり考えたくない質問だ。

そもそも、そんなところに行くのは嫌だ。笑

でも今の時代、
スマホがあれば結構な本が読める。

無人島の一冊という質問は、
実際的な話としては
意味をなさなくなっている気もする。

デジタルで本を読むこと

僕はランニングしている時は、
ビジネス系のオーディオブックや
ポッドキャストを聞いている。

特に新しいテクノロジーに
アレルギーがある訳でもない。

それでもひとつ、
試したけどどうしてもダメなのは
「デジタルで本を読む」ことだ。

走っている間に聞く
「ためになる」情報はともかく、
「読みたい」と思って読むものは、
やっぱり重くても紙の本がいい。

表紙の手触り。ページをめくる感覚。

新しい本の目次を読み、奥付を読み、
あとがきをフライングでちょっと見て、
タイトルを眺め、さて読みますか。

――その気分が一番好きだ。

自費出版を電子書籍にしなかった理由

不登校をテーマにインタビューしよう。
それをまとめた事例集を作ろう。

去年の秋、夫婦でそう話したとき、
コストのことを考えて、
電子書籍のことも調べた。

でもアナログの本にすることに決めた。

自分たちが紙の本に価値を感じるし、
自分たちが好きな形、
望ましい形で届けたい。

それは画面で読む形ではなく、
紙で読む形だ。

もちろん自費出版なので、普通につければ
誰も買わないような値段になる。

計算してもらえば分かると思うけど、
特典の冊子と送料込みで980円
というのは結構頑張っている値段で、
もっと平たく言えば、まだ普通に赤字だ。
(もちろん最初からその覚悟だけど)

でも、おかげさまで!

たくさんの人に買っていただいて、
もうあと数十冊でトントンになる。

なので、もしよろしければ一冊ぜひ、
…と、今日は宣伝なんでした。笑

https://beans-n.com/lp/behind-the-clouds-vol1/

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。