「読む」んじゃなくて「聞く」という読書方法

 

 

ようやく読み終わった。

というか、聞き終わった。

『銃・病原菌・鉄
1万3000年にわたる人類史の謎』

という本だ。

とても面白かった。
世界史好きには目から鱗の、
斬新で説得力のある説が多かった。

「確かに!」
「そういうことだよね」
「なるほど!」と。

でもはっきり言う。

きっと絶対にこの本、
「読み通す」ことはできなかったと思う。

つまり、今回この本は「オーディブル」
という朗読アプリで、ランニング中に
僕はずっと聞いていたのだ。

まずこの本、内容は大変に興味深いけど、
読むには相当な集中力がいる。

10代だったら平気で読んだだろうけど、
少なくとも50過ぎたおっさんには
かなり厳しかったハズだ。

あとけっこう重複が多いというか、
くどいくらいに繰り返しもあるのでね。

「ああ、もうわかったから」
「それ、前の部分でも言ってたよね?」

と若干イラつく箇所も実は多かった。

でも走ってる間に読み上げてくれる分には
ときどき退屈はするものの、頭に来て
音声を切るというほどではなかった。

おかげで相当なボリューム、かつ
かなりマニアックな内容だったけど、
めでたく最後まで辿り着くことができた。
(拍手:パチパチパチパチ)

何が言いたいか?

いや、この「読む」んじゃなくて
「聞く」という読書方法。

斬新すぎる!!!

本を読む、んじゃなくて聞く。

そうするとマニアックな内容でも
相当に長いものでも割とスルッといける。

例えば僕の毎日のランニングのように

  1. まとまった一人の時間があって、
  2. 「ながら」で聞ける環境、

その2つがあれば、これは
「聞く」を使うに越したことはない。

でもよくよく考えてみれば――。

ここ数年、僕は取材の記事にしても、
書き起こしテキストを徹底的に何度も
繰り返しランニングしながら音声で聞いて、
そこから編集に取り掛かっている。

その方が結果的に断然早いし、
何より編集の精度が上がるのだ。

なんか脳に染み入る感じがあるんだよな。

「聞いて理解する」

よかったらあなたも活用してみませんか?

老眼にめちゃ優しいのもイイ!笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。