「想像」よりも「経験」が勝つ

 

 

 

なるほどなあと思った。

学歴コンプレックスを抱える人に対して
吉本総合芸能学院(NSC)の講師、
桝本壮志さんがアドバイスした記事だ。

「学歴差別はなくならない。
それを前提に生きていこう」

それは非常に現実に即した
アドバイスだと思う。

でも僕にはわからない。
それで納得できるのかどうかが。

というもの、僕自身は学歴に関して
コンプレックスを感じたことがないからだ。

なので前半は「ふーん」と読んだ。

僕に刺さったのは後半の部分だった。

「想像」か「経験」か。
それは「経験」が勝つ、という話だ。

家庭の経済的理由で大学に行けなかったり、
家計を助けるために中退してバイトしたり。

吉本NSCのそんな生徒が

「自分は何者にもなれていない」

と話すとき、桝本さんは

「でも経験者にはなってるよ」

と返すという。

学歴のある人は、その頭をつかって素晴らしい「想像」ができます。しかし、生活苦や不都合な境遇を経てきた人にも、素晴らしい「経験」がある。いわば、高学歴者が知らない領域のエキスパートだからです。

例えば、僕は16年間、新人育成の現場にいますが、どんなにエンタメ業界の未来予測や漫才分析などの「想像」を語っても、生徒は大して興味を示しません。

しかし、18歳で芸能界の門をくぐった僕の、ブラックな下積み時代、芸人を廃業したときの辛苦、上司とのトラブルなどの「経験」を語ると、前のめりになってくれる。

現代の若者は、想像よりも経験を語ったほうが刺さるので、つくづく「学歴より遍歴のほうが勝るんだなぁ」と痛感させられています。

そうなんだよね。

「想像」を語ってもみんな興味を示さない。
でも「経験」を語ると前のめりになる。

「学歴」より「遍歴」の方が勝る。

これ、本当にその通りだと思いませんか?

「自分には何もない」

もしそんな卑下する気持ちが生まれたら。

自分がしてきた経験、ていねいに
思い返してみようじゃないの。

別に波瀾万丈、『ああ無情』の
ジャン・バルジャンの人生でなくていい。

昨日起こった身近な出来事。
それを自分はどう思ったか。感じたか。

それを形にしてみる。
誰かに話してみる。

要は日記でいいんだよね。

そう、まさにこのブログのように!笑

たとえそれがどんなにささやかで
小さな経験であったとしても。

その経験は宇宙広しといえど、
あなただけのものだ。

「人に語るほどの経験じゃない?」

いや、そんなことはない。

少なくともどっかの誰かの想像話、
ビジネス未来予測よりはきっと面白いはず。

ということで。
勝手に元気もらっちゃった。笑

はい、今後もこのブログ、
困ったら日記中心で行っちゃいますよ。

なぜか?

たとえどんなに小さな経験であっても、
その経験は自分だけのものだから!

経験ばんざい。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。