違和感や直感は大事にしてもいい

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おとといでひとつ、
発送作業には区切りがついたので、
昨日は朝一番で散髪に行った。
そのあと、我が家の17歳を誘って
一風堂のラーメンを食べて、
つれづれ二人ショッピングをした。

なんてったって金曜日の午前中なのだ。

金曜日の午前中に散髪ラーメン買い物!

有給休暇でもない限り、会社員時代には
「あり得べからざる」ことだ。

でもこうしてシレッとやってみると、
やっぱりいいもんだ。

今にして思うけど、本当に僕はこれまで
「時間を売って」生きてたんだなと思う。

年がら年中、月曜から金曜までの
自分の日中の時間を売ってきた。

もちろん自分なりにではあるけれど、
常に主体的に取り組んできたつもりだ。

でも身も蓋もなく言えばつまるところ、
会社というものに従う王様ゲームだった。

今は「自分の時間」を売ってはいない。

農家の人のように自分たちが自分たちで
作ったものを売っている。

カード限度額を心配しなくても済むくらい
売れてくれれば助かるのだけど、笑
まあそれはいいとして。

誰にも頼れないし、自分で全部
段取りを決めてコツコツやる必要がある。

誰にも催促されないし、管理もされない。
サボろうと思えばいくらでもサボれる。

でも僕はその部分については割と
自分でコツコツ積み上げることができる、
そういうタイプみたいだ。
地味な練習が必要な長距離ランナーだしね。

別に組織の中での生き方を
否定したいわけじゃない。
僕自身20年間、その中でやってきた。

ただ、学校と同じでやっぱり
「向き不向き」ってあると思う。

僕はたぶん、会社員は向いてなかった。

でも自分で言うのもナンだけど、
けっこうスッと適応しちゃうんだよな。

本当は合わないのに、合わせられる。

でも根本的なところでは合ってない。
だから、続けると必ず無理が出る。

それが、5年ごとに僕が4回も
転職を繰り返してきた理由なんだと思う。

何が言いたいか?

やっぱり向き不向きがある、ということだ。

もちろん、必要な適応はしたほうがいい。
ナンでもカンでも嫌なことからぜんぶ
逃げればいい、と主張したい訳じゃない。

でも違和感や直感は大事にしてもいい。

金曜日のたまプラーザの雑踏を歩きながら、
そんなこんなを考えた――という、
毎度ながらの備忘録でした。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。