最大の名誉は決して倒れないことではない

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ランニング中に
デール・カーネギーの名言集を聞いていた。

名言集?
ランニング中に?

マアまあ、
そういう気分のときもあるんですよ。

でもこういうのって
最初はいいけど割とすぐ飽きるんだよね。

ちょっと説教くさいというか。笑

そう思って再生を止めようとした瞬間、
この言葉が出てきた。

最大の名誉は決して倒れないことではない
倒れるたびに起き上がることである(孔子)

孔子っていうのはなんか意外だったけど、
でもすごくいい考え方だよね、と。
本当にその通りだよなあ、と。

連想でこの一節を思い出した。

子どもを信じるということは、都合よく考えて放任することではないのはもちろん、見守っていれば失敗しないだろうと信じることでもありません。そうではなく、失敗するかもしれないけれども、失敗してもまた立ち上がる強さを持っていると信じるのです。自分の子どもは信じるに値する子だ、大事にするのに値する子だと信じるのです。親から信じてもらえることこそが、子どもにとって決定的に大切な勇気の源になります。

田中茂樹先生の『子どもを信じること』だ。

もちろん、人には色んなタイミングがある。

普段の自分なら、もしかしたら
読み流してしまっていたかもしれない。

でも息子の不登校でニッチもサッチも行かず、
文字通り途方にくれていた。
何かを変える必要があった。
痛切にそう感じていた。

それが僕にはこの本が
一番響くタイミングだった。

見守っていれば失敗しない
と信じることじゃない。
失敗しても立ち上がる強さを
持っていると信じること――。

今、渦中にある方に、何か
少しでも届けば嬉しいな、と。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。