根っこにあるもの

 

 

 

後半残り5分。
実に川崎らしい、美しい崩しで勝ち越した。

「よしッ、勝った!!!」

心からそう思った。最高の逆転劇だ。
アディショナルタイムは3分。

「これで最後のワンプレー!」

そう思った瞬間の、まさかの大惨事。
信じられない光景に目の前真っ白になる。

あーもー耳から鼻血が出そうだ。
ハラワタちぎれるくらいに悔しい。

いや、もうサッカーの話はやめよう。

どれだけ悔しがったって
どこにも行けやしないんだから。

さて。

気を取り直して。

昨日紹介した石井しこうさんの新刊の続き。

昨日は紹介できなかったけど、
「ああ、いいなコレ」
と思った箇所があるのでもうひとつ。

不登校だけどアイドルになりたい。
非現実的な夢を考えたらダメ?

という悩みに対するアドバイスがよかった。

「あきらめる必要はまったくない。
ただずっと家にこもって悩んでいるだけなら
時間がもったいないなとは思う」

そうアドバイスしたのが
俳優の坂上忍さんで、
これはこれでその通りだと思う。

僕が「いいな」と思ったのはこれに
付け加える石井さんのアドバイスだ。

坂上さんの案に、私から1つだけ追加させてください。夢を持つのはすばらしいことです。が、「なぜアイドルなのか」を深く考えてみるといいかもしれません。

たとえば「みんなを笑顔にしたい」ということが目的であれば、料理人や公務員にもできます。一歩踏みこんで、なぜアイドルになりたいのか、その問いに深く向き合うことで、夢の実現にぐっと近づきます。また行きづまったときにこそ光を与えてくれるでしょう。

みんなを笑顔にしたい。
それが目的なら料理人でも公務員でもいい。

いや、本当にその通りだと思いませんか?

僕に関して言えば――。

不登校、はあくまでも
便宜的に掲げてはいるけれど。

実はそれがテーマではないんだよな。

子どもの不登校、という経験を通して
親が新しい気づきを得ていく。

古い価値観から解放されることによって、
自分らしく生きる人が増えていく。

その手助けがしたい。
自分がまさにそうだったから。

それで今、不登校に関わっている。

逆に言えば、別に不登校でなくてもいい。

自分らしく生きる人が増える
その手助けなら、なんだっていい。

そうやって自分の根っこにあるものをね。
忘れないようにしたいものだなあと。

石井さんのアドバイスを読んで
改めて思う次第。

あなたの根っこにあるものは、
なんですか?

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。