ぜんぶプレシャスなもの

 

 

 

朝、起きる。
PCを開く。
老眼鏡をかける。

「あれれれ?」

なんだかとんでもなく見にくい。

右目だけおかしくなってて、気持ち悪い。
車酔いしてしまいそうな感覚。

「右のレンズが汚れてるのかな?」

そう思ってレンズ拭きでぐいぐい拭く。

そしてやっと気づいた。

「左側のレンズがない!!!」

どこかにポロッと
レンズだけ落ちてしまってるのだ。

でも近辺を探してもどこにも見当たらず、、、

仕方なく今、
車酔いしながらこれを書いている。

何が言いたいか?

ほんの少しのことだ。

たかが左のレンズがないだけ。

でもそれだけでこんなにも不具合が起こる。

本当にさ、
ぜんぶプレシャスなものなんだよね。
普段は意識しないけど。

左目がよく見えない。
それがこんなにも不調をきたす。

マラソンを走っていてもつくづく思う。

30km過ぎて右膝が痛み出す。

膝が痛くてスピードが出ない。
タイムはどんどん落ちていく。

でもそのために何ヶ月も練習してきた。

「ああ、もういっそのこと、
右膝マルッと交換しちゃいたいよ」

なんて乱暴なことを考えてしまう。

でもそんなことは絶対にできない。

右膝ちゃんは交換なんてできない。
僕のプレシャスな一部分なのだ。

「100億円あげる。
だからあんたの両目をくれ」

そう言われて応じる人はいないだろう。

それくらい僕らの身体は
かけがいのない存在なのだ。
普段忘れてしまうのだけれども。

同じように。

家族だって何物にもかえがたい、
貴重な存在だ。

生きて、この世にあって、
一緒に笑い合える。

それが本当は何よりのはずなのに!

ひとたび学校に行かなくなると、
途端にみんな大騒ぎを始めてしまう。

「勉強の遅れが!」
「社会性が身に付かない」
「もうお先真っ暗……」

いやいや、ちょっと待って。

でも死んでないよね?
ちゃんと生きてるんだよね?

――という地平にまず降り立つ。

深呼吸をする。
情報を集める。

つながりを持つ。

焦らない。
つっつきまわさない。

そしてびーんずネットの本を読む!

それが一番大事なんじゃないかなと。

車酔いしながら思っております。笑

気持ち悪さが限界に達したのでこの辺で。

レンズちゃん、カムバックぷりーず!!!
(ぐはー)

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。