最幸の子育てとは。
~発達障害児を授かって。~
2人の発達障がいのお子さんを授かり、
様々な葛藤がありながらも
それらを乗り越えた先にあった
本当の幸せとは何か?
中西 紀二さんのお話を昨夜、聞いた。
受け入れることは本当に難しい
中西さんの長男さんと忍介は同い年だし、
中西さんと僕はほぼ同世代。
今は僕もすっかりアブラが抜けたみたいに
なってしまっているけれど、
お子さんの発達障がいを知って
なんで我が子が!と一晩泣き明かしたこと、
長男さんの発達障がいを受け入れて
前向きになろうとしていた矢先、
次男さんも発達障がいとわかり、
二人とも不登校、受け入れるのが辛く、
家庭が崩壊寸前になったこと。
そんな話をお聞きしているうちに、
5年前、
忍介の諸々を受け入れるのが難しく、
心が波立ち続けていた日々のことを
久しぶりに思い出した。
なんで、うちの子に限って?
と、どうしても思ってしまう。
でも中西さんのお話もそうだったけれど
悩み尽くしたその先には、
最高の気づきが待っている。
結局のところ、
後になって振り返ってみれば
それは親が気づくため・変わるための
貴重な機会、それこそ「ギフト」なのだ。
自分がいかに子どもに期待し、
思い通りになってほしいと
「勝手に」思っていたか。
忍介が生まれた日、幸せすぎて
「今なら死んでもいい」と思った。
病院で撮影した写真を壁一面に貼って
それを肴にへべれけに飲んで祝った。
生まれてきてくれて、ありがとう。
そう思った。心底、嬉しかった。
でもその気持ちは、
いつの間にか当たり前のものになり、
ランドセルを背負うようになると
当たり前のことがこなせない
忍介のことを責めていた。
漢字が書けない?
練習が足りないんだろ?
友達にいじめられる?
やられたらやり返せ、男だろ?
学校に行かない?
弱い気持ちでいたら、ずっとそうなるぞ。
誰にだって試練はある。今のうちから
そんな風に逃げていたら大変だぞ、と。
でも僕がそう思っているうちは、
物事は1ミリも良い方へ動かなかった。
子どもは親の所有物じゃない
目の前に彼がいるのは、一見
当たり前のように見えるけども、
ただ単に自分が保護者だからであって、
忍介には忍介の人生があるのだということ。
それは忍介自身が切り開いていく
大切な、大切なものであって、
誰かが指示したり、示唆したり
論評するべきものではないこと。
そんなこんなを、
胸の奥が熱くなる思いで
思い返すことのできた1時間だった。
子どもは親の所有物じゃない。
思い通りに動かそうとするのは、
親のエゴ、傲慢だ。
受け入れること。信じること。
それしかない。
それこそが世界をより良く動かし、
世界をより、あたたかい場所に
してくれるのだ。
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