昨日の午後からニュースレターの取材で
愛知県は豊田市に来ている純ちゃん。
今朝の名古屋散歩会に備えて宿泊した。
その昨夜のこと。19時過ぎ。
駅前で早めの夕食を済ませたんだけど、
外に出ると駅からものすごい数の
スーツ軍団の群れが出てきた。
でも普通の会社員の群れじゃない。
あきらかに違和感がある。
どんな違和感か?
全員ピカピカの濃色スーツ。
「着られている感」満載のぎこちなさ。
そして若さ弾ける初々しい顔つきの男女。
「ああ、この人たちみんな新入社員だな」
誰が見てもすぐわかる空気感。
要するに4月初旬ならではの風物詩だ。
でもなんでこんなに大量の新入社員が
一斉に駅前を行進しているんだろう?
聖者の行進ならぬ、新入社員の行進。
(Oh, when the saints go marching in)
コレみんなトヨタグループの新入社員?
どこかからの研修帰りかなんかデスカ?
駅前を埋め尽くしてたよ、マジで。
右も左も新入社員祭り。駅前ジャック。
不思議だったけど、まあそれはさておき。
思えばこれって不思議なもので――。
こんなに「いかにも新入社員」な彼らも、
数ヶ月もすれば綺麗に街から姿を消す。
そうですよね?
「ああ、新入社員だな」
そう誰が見ても一目瞭然でわかる空気感。
同じような空気感を、あなたは
7月の第1週に感じることはありますか?
ないですよね?
なぜか?
そう、ご明察の通り!
彼らは決して一人残らず消えたわけでも
街から全員いなくなったわけでもない。
ただ単純な話。
彼らは見事に街の景色に溶け込んで、
見分けがつかなくなるだけなのだ。
つまり、あっという間に
「馴染んでしまう」。
自分の属する組織の空気を読み、
給湯室はじめ暗黙のルールを察知して、
自分をその「型」にスルッと合わせる。
まるでカメレオンのように。
32年前の純ちゃんもそうだった。
たぶん4月初旬は見れば誰もがわかる、
純真無垢そのものの金ピカ新入社員だった。
(ピッカピカの一年生♪)
でもものの数ヶ月もしないうちに
居酒屋で愚痴る、しがないサラリーマンに
華麗なるメタモルフォーゼを遂げていた。
愚痴ってたよな。特に花金は、盛大に。
南行徳の「とんき」で、同期と共に。笑
日本社会ではこれを適応力と重宝する。
思えば、株式会社もそうだけど、
学校というシステムも同じなんだよね。
あれはみんなと一緒に、カモフラ柄の
カメレオンになって自分を消すための、
壮大な調教施設みたいな部分がある。
僕はふと、思うんです。
不登校になる子どもたちや、
ひきこもりになる人たちって、
この「馴染む」ということに対して、
その危険性や自我の無自覚性に対して、
人一倍敏感なんじゃないだろうかって。
いい意味で本能的に抵抗を示せる。
そういう人たちなんじゃないかって。
うまいこと自分を偽れない。
単に不器用なだけ。いや、真に誠実なのだ。
息苦しい「型」に自分を押し込める前に、
心が「待て」と全力でブレーキをかける。
彼らなりの高性能なレーダーが
しっかり警告を発している。
実に繊細で貴重な探知機を持っているし、
それを決して錆び付かせも鈍らせもしない。
思えば小3で不登校になった
我が家の大学生もそうだった。
(今も確実にそうだ)
ついでにどさくさに紛れてあえて言えば、
46歳で会社員を辞めた純ちゃんもだ。
うまく馴染めないこと。それは決して
欠陥なんかじゃないんだと言いたい。
(ここ掘れワンワン)
自分という最高に大切な存在を
すり減らさないための、立派な防衛本能。
そう捉えるのは、ちょっと大袈裟ですか?
いや、別に大袈裟じゃないよ――。
そう言ってくれるよね? マイフレンド。
馴染むのも才能だけど、馴染まないのもまた
自分を守り抜くというひとつの才能。
なーんて。
スーツ姿の群れから話を膨らませてみた。
(不器用な人見知り、ばんざい)
世の中、馴染むのが得意な
如才ない人ばかりじゃつまらないよな。
つーか如才ない世渡り上手なんて大嫌いだ!
(万国の人見知りよ、団結せよ)
今日も良い一日を。
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