今日はランナー備忘録です。
※注意:長文です。お時間あるときにどうぞ。
サムネの画像はスタート前に撮影したもの。
左手に目標タイムの10kmごとの
スプリットタイムをマジックで書いた。
10kmを52分30秒。
20kmはジャスト1時間45分。
30kmは2時間37分30秒。
40kmはジャスト3時間30分。
それぞれの地点を通過するときに
答え合わせで見るためだ。
そして設定した目標は
ネットで3時間41分31秒。
トイレコントロールをしくじる
歳をとるにつけ、
どんどんトイレが近くなる。
僕は元々人並はずれて恐らく膀胱が小さい。
映画を観るときは必ず上映時間を確認する。
120分を超えるものは、要注意。
150分以上のものはまず観ない
必ずトイレが必要になるからだ。
それでもマラソンは3時間以上ある。
トイレに寄っていたらタイムは狙えない。
どうしているのか?
まず第一にレース当日は起きてから
経口補水液のOS-1しか飲まない。
そして暇さえあればトイレに
何度も何度も繰り返し行く。
出なくてもとにかくしつこくトイレに入る。
――というのが僕のルーティンだった。
が、しかし!!!
前日にOS-1を買うのを忘れていた……。
なので普通の水を買って飲んだ。
ここがつまづきのひとつめ。
そして新横浜駅でも静岡駅でも
トイレは致命的に長蛇の列だった。
「まあ会場でトイレに並べばいいか」
と、ここでも2回トイレをスルーした。
これがつまづきのふたつめ。
会場のトイレは駅以上、
完全無欠に致死的な長蛇の列だった。
おかげでスタートまで2回しか
トイレに並べなかった。
(いつもなら4回はトイレに行く)
これがみっつめ。
そして昨日は絶好のマラソン日和だった。
日差しは差すけど気温は高くない。
でも日差しの分だけ、やはり喉は乾いた。
走り出してすぐ唇が水分不足になった。
なので給水はスルーせず毎回摂った。
これが四つめだった。
必要ないペースアップだったかも
気づけば走り出して7kmくらいで
もうトイレに行きたくてしょうがない。
走歴15年、毎年2回マラソンを走ってる。
つまり30回近く走っている勘定になる。
42kmという距離はよーくわかってる。
このまま我慢して走れる距離じゃない。
仕方がないので9kmのところで
コースを外れてトイレに並んだ。
ロスした時間は2分ちょいくらいか?
目標タイムはネットで3時間41分。
1kmを5分15秒のペースだ。
トイレでロスした2分=120秒。
残りの距離はあと32km、
1kmあたり4秒詰めれば
2分のタイムロスはチャラになる。
「1km5分11秒で走ればいい」
そう考えて少しだけペースを上げる。
これも、今思えばもしかしたら
必要ないペースアップだったかも知れない。
でもまあ、10kmから20kmまでの区間、
静岡の目貫通りを大歓声の中で走る。
そのこともあって、気分は上々。
15kmで5kmのラップが25分51秒。
20kmで5kmのラップが25分57秒。
ピッタシカンカン、機械のように
1kmを正確に5分11秒で走った。
(我ながら中々のコントロールだ!)
ところが、マラソンは簡単じゃない
「あれ? もしかして?」
ハーフを過ぎたあたりから
お約束の不吉な予感が頭をよぎり出す。
「これって負けパターン……だよね?」
ともすれば早くも息が切れそうになる。
それから右足の親指がやたらと痛む。
12月の湘南国際でもそうだった。
あのとき親指の爪の下が内出血して
真っ黒になった。
今ももちろんそのまま血で真っ黒だ。
その親指が着地のたびに痛む。
痛みが脳天を突き上げる。
「親指がいてーよー、兄貴」
23kmでたまらず1kmのラップが
5分25秒にまで落ちる。
だめだ。早すぎる。もっと粘れ。
敗色濃厚ながらもなんとか
24kmと25kmは5分10秒台に持ち直す。
ただ26kmは5分36秒までズルズル落ちる。
バケツにいくつも穴が開いてしまったようだ。
ポタポタと大切な水がこぼれていく感覚。
ラップが落ちても執念でまた持ち返す。
それを繰り返していたのだけど、
ついに!!!
32kmのラップが一気に6分17秒まで落ちる。
正直、限界を感じた。
いつもの悪魔が現れる
「ねえ、もう歩いちゃいなよ」
いつもの僕の中の悪魔がささやく。
残り10km。厳しいなー、マラソンは。
「早歩きすればギリ4時間は切れるかも」
「だいたいこんな体重じゃ無理なんだよ」
いや、だめだ。亀走りでもいい。
とにかく歩くのだけはやめよう。
体重のせいにするのもやめよう。
今さら言ってもしょうがないじゃないか。
他の誰のせいでもない。
体重はお前の節制ミスなんだ。
そもそもだ、レースで歩くために
お前は毎日トレーニングしてきたのか?
もちろん違う。
遅くてもいいんだ。
確かに親指は痛い。息も盛大に切れる。
でもそれが30km過ぎての
マラソン本番ってもんだろう?
苦しいことから逃げない。
苦しいことも恐れず立ち向かう。
それがマラソンランナーの
矜持ってもんだろう?
「とにかく歩くのだけはやめよう」
そんな自らを鼓舞する脳内演説をする。
それで劇的に変わったわけじゃない。
でも気づけばゼーハー息を切らしながらも
またラップは5分15秒を切るまで戻ってた。
もちろん、ハーフまでの精密無比な
マシンのような計算ではまったくない。
とにかくグチャグチャでメチャクチャ、
泳ぐようにただ前進するだけの肉体活動だ。
でもグチャグチャでもなんでも
5分台前半のラップが出るのが嬉しかった。
そしてまたしても尿意が盛大に襲う
せっかくこんなに復活できたのに、
またトイレで時間をロスするのは痛い。
痛いけど、この尿意の襲い具合では
ゴールまで持たないのもよくわかる。
なので38kmの給水所でトイレに入る。
トイレに入る、という単純な動作。
普段であればなんてことないことだ。
ただこれまで「走る」ということだけに
完全に特化して固定されてきた筋肉たちだ。
突然命ぜられた「トイレに入る」という
慣れない動作に対して反乱を起こそうとする。
つまり、いろんなところが攣りそうになる。
そんなこんなで用を足すのも一苦労。
もう笑っちゃうくらい、
走る動作以外のことがおぼつかない。
さあ、あと少し。頑張れ
そしてコースへ戻る。
愚直な筋肉たちは、慣れ親しんだ
いつもの動作に戻って喜んでいるようだ。
尿意という後顧の憂いがなくなって、
気力も満ちてさらにペースが上がる。
39kmの距離表示。40kmの距離表示。
これを見ると毎回、
じんわり誇らしさが浮かんでくる。
「ああ、今回も完走できるぞ」と。
よくやってるよ俺っち。偉いぞ純ちゃん。
ゴール手前のエスパルス・サンバ隊の応援。
沿道から大歓声を受けて走れる喜び。
さあ、あと少し。頑張れ。
この達成感のためにわざわざ42kmを走る。
最後の2.195kmは11分13秒で走れた。
つまり1km5分7秒ペースまで上がっていた。
そして今回も「生還」できた。
静岡マラソン完走しました。
残念ながら狙ったタイムには届きませんでしたが、苦しい時間帯も投げ出さずに粘って、最後7kmは盛り返せました。
(※とにかく喉が渇いて積極的に給水した結果、9kmと38kmでトイレに入る羽目になってしまい、それぞれ数分ロスしています)
今日一緒に静岡を走ったみなさん、お疲れ様でした。
そして沿道の応援のみなさん、スタッフ・ボランティアのみなさん、たくさん力をいただきました。本当にありがとうございました!
走り終わってすぐ、Facebookにこう書いた。
昨日の結果とラップも貼っておく。
最後になりましたが静岡のIさん、
今年も応援ありがとうございました。
声援が持ち直す力になりました!
- ネットタイム:3時間46分12秒
- 平均ペース:5分19秒
- 平均心拍:146bpm
- 平均ピッチ:181spm
- 平均ストライド:1.04m
今日も良い一日を。
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