片隅で小さく吼える

 

 

頭ではよくわかってる。

学校だけがすべてじゃない。
今はいろんな生き方ができる。

大事なのは子どもの自己肯定感だ。

僕は僕であっていい。
私は私であっていい。
たとえ今は学校に行ってなくても。

そう思えること。
それこそが登校や進学よりも大切だ。

それは頭ではよくわかっている。

でも親としてどうしても、どうしても、
どうしても心が追いつかない……。

そんな方々が多いと思う。

そしてそれは仕方のないことだ、とも。

なぜなら――。

子どもは毎日学校へ行くもの。
大人は毎日会社で働くもの。

そう決められてきた。
それはもう、長いこと、ずっとずっと。

それが一番良いことだとされてきた。
それはもう、長いこと、ずっとずっと。

それが一番うまく行く方法とされてきた。
それはもう、長いこと、ずっとずっと。

そういう価値観の中で誰もが生きてきた。

だからすぐには頭は切り替わらない。

そういう価値観の中で誰もが生きてきた。

だから心無いことを言う人もまだまだいる。

「やっぱり甘やかしてるんじゃない?」
「今、ちゃんとしておかないと大変だよ」
「少しだけでも外に連れ出したら?」
「怠け癖がついちゃいかも」

ただでさえ大変な渦中にある人に向かって
こういうことを言う人たち。

でもこの人たちも悪気はないのだ。
良かれと思って言っているのだ。

つくづく思う。

子どもは毎日学校へ行くもの。
大人は毎日会社で働くもの。

その大前提。その価値観。

それを社会全体で変えていく必要がある。

学校に行かない人がいる。
働かないで家にいる人がいる。

まずはその状態を

「良くないもの」

と勝手に決めつけない。

長い人生、そういう状況になることは
誰しもあり得る。

誰しもあり得る。

あなたの子どもも、あなた自身も、
僕もあの人もあの人たちも。

そして本人も、大変な葛藤の中にある。

であるならば。

「今はそういうターンなんだね」

そういうシンプルな眼差しでいい。

改善したり、予防したり、解決したり、
あれこれ周りが無理に本人を
動かそうとしなくていい。

もちろん、本人が望むのなら
いくらでも手を差し伸べる。

でもそうでないのなら――。
本人が望んでいないのなら――。

「今はそういうターンなんだね」

そういう眼差しでいい。

それをこの社会全体で、大きく
ちゃんと持てるようになってほしい。

こんな分断だらけの世の中ですが、、、

「だからこそ」

こんな片隅で小さく吼えてみます。

「ワンワン、ワンワン」

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。