ランナーという愚かな種族

みなさんここではきっと
不登校の話が読みたいのだろう。

ということは百も承知なのだけれども。

ここは僕のパーソナルな場でもあるのでね。

今日は備忘録です。

昨日は30km走だった。

結果は？

タイム：2時間28分51秒。

平均ペース：4分53秒。
平均心拍：144bpm。
平均ピッチ：187spm。
平均ストライド：1.1m。

この結果だけ見れば、悪くない。

じぇんじぇん悪くない。

でもね、内容がいかんかった。

キロ5のペーサー（正確には4分58秒）
について走った。

結果を見ても分かる通り、
ペーサーは平均して5秒も早かった。

それは、まあいい。

ただ最後の800mくらいで左脚の
足首が攣りそうになってしまった。

おかげで1分くらい、路肩で
ストレッチする羽目になった。

それに30kmの道中、余裕がなかった。

10km走ったくらいでもう、
あの「いかん発想」になっていた。

「ああ、まだあと20kmもあるのか……」

という、例の「考えちゃダメなアレ」だ。
ぜんぜん余裕がなかった。

正直に言おう。

レースまであと2週間。

このペースであと12kmは走りきれない。

誠に残念ながら……。

来る日も来る日も何ヶ月もかけて、
ただただ3時間半を切るために
ずっとずっと練習してきたのに！！！

悔しいです。

悔しくてたまらない。

でも今さらもう、どうしようもない。

タイムを狙ってマラソンを走る場合、
地味に何ヶ月もかけて少しずつ
積み上げていかなきゃいけないのだ。

その毎日の何ヶ月の積み上げが、
ほんの少し甘かった。認めたくないけど。

だから2週間前の仕上がりがこうなってる。

と、思うしかない。

たぶん3時間40分なら走り切れる。

いや、3時間35分でもイケるかも。

でも3時間29分は無理だ。残念ながら。

「たった5分の差じゃない？」

とあなたは思うかも知れない。

ピンポンピンポン！
大正解。その通り。

でも同時にあなたは間違ってる。

それはマラソンという酔狂な道楽に
完全に取り憑かれた人間にとっては、
「たった5分の差」なんかじゃないのだ。

そのことがまったくわかってない。

まったくわかってない。

「ううぅ。涙」

でもさ――。

と、もう一人の楽観的な僕が言い出す。

昨日の昭和記念公園のコースは
地味にずうっとアップダウンがあった。

ずうっとアップダウンがあった。

平均ペースだって5秒も早かった。

よくよく考えてみれば、だ。

静岡マラソンのコースはほぼフラットだ。

そしてあと5秒遅く、セーブして走れば？

そう、想像してみな。

フラットなコースを余裕を持って
もう少しセーブして走るんだよ。

祝祭感のアドレナリンだってある。

そしたら3時間29分だって、
もしかしていけるんじゃね？

――という妄想を繰り返してしまう。

それがランナーという
愚かな種族なのデアリマス。

「ああ、目標タイムどうしよう？」

そんな揺れる2週間前の朝でした。

今日も良い一日を。

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