お先真っ暗じゃない例

 

 

「お先真っ暗……」

子どもが不登校になると、
そう思ってしまうのはなぜだろう?

なぜお先真っ暗と思ってしまうのか?

答え。

「お先真っ暗な例しか知らないから」

ではないだろうか?

学校に行かないと、
社会性が身につかない。

組織の中でやっていけない。

社会に出て食っていけない。

ひきこもり一直線。

人生詰んでしまう。

だから「お先真っ暗」。

そう思っていないだろうか?

12年前に小学3年生だった息子が
不登校になったとき。

僕はそこまで単純にすぐ
「お先真っ暗」とは思わなかった。

まだ小学3年生だったというのもある。

それに息子は行きたいのに行けない、
と苦しんでいるのも見ていた。

怠けて行かない訳じゃない。

行きたいのに「行けない」のだ。

ならば「学校以外の道」を探せばいい、と。

でも息子の辛さ苦しさを理解する一方で。

僕は「お先真っ暗じゃない例」
もぜんぜん知らなかった。

なにしろ生まれて初めて会った不登校の子。

それは自分の子だったのだ。

あなたもそうじゃないだろうか?

とにもかくにも。

2013年の秋、僕は不登校について
なーんにも知らなかった。

なーんにも知らない。

だから不安だった。心配だった。

当時は情報もぜんぜんなかった。

宮本亜門さんと中川翔子さんの
例くらいしかなかったんじゃないかな?

いや。それすらなかったかも知れない。

ほんの2013年の話だけれど、不登校が
ニュースや記事になることもなかった。

だから田中茂樹先生の
『子どもを信じること』に本当に救われた。

なんせ不登校自体、まだ12万人とかだった。

今は?

34万人。3倍近い。時代は変わった。

何が言いたいか?

結局のところ、最初に戻るのだけれど――。

「お先真っ暗な例」

しか知らないから不安なんだよね。

「お先真っ暗な例」

しか知らないから心配なんだよね。

で・あ・る・な・ら・ば。

「お先真っ暗じゃない例

がいっぱいあることを知ればいい。
単純な話。

そうですよね?

実際に調べてみれば、
実はいっぱいあるんだよね。

ということで作っているのが、
僕らびーんずネットが出版している
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』という本だ。

言いたいことは、ただひとつ。

「みなさん、もっと不登校と
不登校のその先を知ろうとしましょうよ」

ということだ。

知りもしないで、知ろうともしないで、
むやみに不安がったり心配したりする。

厳しいことを言うのだけど、
それはただの無策だと思う。

「情報」は「闇夜の灯台」になる。

不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。

今年も初夏の発行を目指して目下、
11号目の企画が絶賛進行中です。

お楽しみに!

あ、まだ読んでない方はぜひ。
バックナンバーも全巻販売してます。

たまには正直なところを言っていいですか?

本当にね、この本を読もうとしない
不登校の子を持つ親御さんの気持ちが
僕には全然わからない。笑

絶対に「買い」だと思います!

今日も良い1日を。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。