小学生の不登校は10年前の5倍

 

 

今日は不謹慎なことを書きます。

文科省の昨年度の不登校調べが発表された。

小学生10年前の“5倍” 中学生は“2.2倍”に増加

との由。

あなたはこの数字に何を感じますか?

うちは11年前に小学3年生だった
息子の不登校に遭遇した。

当時、不登校に関する情報は皆無だった。

本当にからっきし、なんもなかった。

「この学校に不登校の子は何人いますか?」

担任の先生と校長先生と面談したときに
思い切って聞いてみたものだった。

そしたら5年生の子で他に一人いる、と。

全校生徒でたった二人だけ。

それぐらい少なかった。

まさに体感としては今の5分の1だった。

あれから10年以上経って、
当時確か13万人くらいだった不登校は
今や34万人に達した。

そしてそれが普通に
ニュースになるようになった。

昔はニュースにもなってなかった。
(いや、本当に)

だから今、不登校に悩んでいる
保護者のみなさんが僕はうらやましい。

だってこんなに沢山、
お仲間がいるわけで。

だってこんなに沢山、
話題になってるわけで。

だってこんなに沢山、
居場所も新しくできてるわけで。

だってこんなに沢山、
不登校の情報もあふれてるわけで。

いや、不謹慎なこと言ってると
感じるかもしれない。

先輩風吹かして偉ぶってるように
見えるかもしれない。

でもね、

不登校の小中学生 過去最多34万人余

という見出しを見たときに
最初に浮かんだ感慨は今、
僕が書いたようなものだった。

何が言いたいか?

大丈夫です。
あなたは一人じゃない。

そしてみんな同じように悩んでる。

だからもっともっと情報取りましょう。

いや、いろいろ調べてるよ、って?

申し訳ないけど、僕から言わせると
大体みなさん情報が足りてないです。

例えば不登校で大人になった人の人生、
何人知ってますか?
芸能人じゃない人の不登校の人の話、
何人知ってますか?

ぜんぜん知らないですよね?

せいぜい宮本亜門さんやしょこたん、
ゆたぼん君くらいですよね?

いや、責めてるんじゃないんです。
僕も全然知らなかったから。

そして知らなかったから不安だった。

でも今は情報取りやすくなっているので、
ぜひしっかり情報取ってください。

きっと安心や希望につながります。

あとはもっともっと
リアルで繋がりつくってください。

いや、いろいろ確認してるよ、って?

不登校生の親の知り合い、
何人いますか?
親の会に参加したことありますか?
家の外で不登校の話をしたこと、
これまでに何回ありますか?

いや、責めてるんじゃないんです。
僕も全然つながりなかったから。

そして繋がりがなかったから心配だった。

まず行動を起こしましょう。

動くことで開けていく道や
見えてくる景色はぐっと変わります。

一人でぐるぐる悩んでいるのが
一番良くないです。
(いや、本当に)

はい、今日は不謹慎で偉そうな
上から目線の純ちゃんでした。笑

繋がり、で言えば――。

来週月曜日、川崎で散歩会やります。

朝の公園を歩きながら
不登校の話、一緒にしませんか?

初対面でも散歩しながらなら
話も弾みます。よろしければ。

今日も良い1日を。

P.S.
「不登校を経験した人の人生、ぜんぜん知らないなあ」という方はぜひ、この本をまず読んでみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。