あれは僕が中学一年生の秋、
季節は文化祭の頃だった。
どんな理由でそれが学校の講堂で
上映されたのか、まったく覚えていない。
でも学年全員で確かその映画を観た。
『ソイレント・グリーン』という、
70年代の陰鬱なSFディストピア映画だ。
舞台は2022年。
人口爆発によって本物の食糧は
宝石以上に希少な存在となっている。
特権階級を除くほとんどの人間は、
ソイレント社が海のプランクトンから作る
緑色の板状の合成食品
「ソイレント・グリーン」の配給を受けて、
日々を生き延びているという設定だ。
細かいストーリーの説明は省略。
ネタばれで言うとソイレント・グリーンの
原料が海のプランクトンというのは嘘で
実は人肉だったりする訳なのだけど、
まあ無垢な13歳の身には
驚くばかりに印象に残った映画だった。
何が言いたいか?
ふたつある。
ひとつめ。
ソイレント・グリーンの舞台になった
2022年に絶対にこの話を書こうと
思っていたのに忘れてしまって痛恨なこと。
ふたつめ。
考え方次第ではある。
相変わらず戦争は続き、
世界は分断に包まれている。
でも2023年の現実はかつての映画が
描いたほどのディストピアではない。
だから13歳のジュンイチ少年に言いたい。
「意外と大丈夫だよ」と。
あとはペシミスティックな我が家の
17歳にも同じように言いたいかな。
「大丈夫マイフレンド」
ということで2023年、
今年も機嫌よく渡っていきましょう。
(なんと強引なオチだ。笑)
今日も良い1日を。
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