市井に生きる人の、
リアルで等身大の不登校にこだわっている。
僕ら夫婦が作っているインタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』のことだ。
目下、絶賛書き起こし作業中。
毎日時間を決めて計画的に作業をしている。
書き起こしは地味な作業だ。
そしてずっと続けていると、
どうしても疲労が積もってしまう。
もう一歩も動けなくなる、
という類の疲れではない。
徐々に気力が蝕まれてしまうような、
そんな静かで、重く、危険な疲労だ。
だから一日に取り組む時間の
上限を決めて計画的にやっている。
全体の作業感から言うと、今は
もうすぐ3合目というところかな?
ただただ話された内容をそのまま、
無心に文字にしている。
そして作業をしながら思う。
本当に本当に本当に、人に歴史ありだ。
インタビューは平均で
一人当たり3時間している。
3時間――けっこうな時間だ。
人にもよるのだけど、
書き起こしの文字数は
多いと7万字近くになったりもする。
普通の本1冊でだいたい10万字だから、
ボリューム感はお分かりいただけると思う。
対して掲載ページは一人当たり9ページ。
文字数にすると、約5千字くらい。
9割以上はカットしている勘定だ。
全部文字に書き起こすのは、
もしかしたら無駄な作業なのかもしれない。
少なくとも効率は非常に悪いと言える。
でも一旦全部文字にしてからでないと
僕は編集に取りかかれない。
ポロっと出た、何気ない一言やフレーズが
宝だったりするからだ。
編集の作業はある種、
砂金をすくうような感覚だったりもする。
もちろん、プライバシーの関係で
掲載できないエピソードもある。
残したいけど、紙面の都合で
泣く泣く削るディテールも山ほどある。
それら全部を味わいながら
毎日作業している。
まさに役得だ。
何が言いたいか?
大変で、疲れる。
でも、楽しくもある。
ということかな?
地味に頑張ってますよ。
9月の完成を、お楽しみに。
今日も良い一日を。
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