そんな毎日

 

 

一人きりで仕事をするのが、
まったく苦痛じゃない。

俺、向いてる。本当に。

ここのところ、連日集中して
次の新しい本の編集ために
テキストの大海原で格闘している。

BGMはひたすらモーツァルトの40番。
指揮はカラヤン。

「モーツァルトの悲しみは疾走する。涙は追いつけない」

と書いたのは小林秀雄だ。
涙は追いつけない。うーん、マンダム。

とにかく午前中、
脳味噌がフレッシュなうちは
集中して編集作業に充てている。

逆に午後はもう書籍の発送作業とか、
メールの返信とか、リストの更新とか、
単純な事務処理作業に充てる。

そんな毎日。

唯一の気晴らしは、
ランチに外に出ることだ。

そして昨日は帰りにユニクロに寄って、
タートルネックのセーターを買った。

これがね、もう本当に優秀で。

会社員時代は、年明けのセールで
クルチアーニのニットを買ったものだった。

もちろん、セールだから
希望の色じゃない場合もある。

でもサイズが合えば買った。
なんてったってクルチアーニ最高だから。

この10年くらい、そうやって買った3着を
大切に着回して、着回して、着倒した。

もちろんニットだから脇や首が綻びる。
その度に何度も修理に出した。

でもついに「もうこの穴は直せない」
とお直し屋さんに宣告されてしまった。

ということでの、今回のユニクロ。

ぜんぜん遜色ない、と言ったら言い過ぎだ。

でもなんてったって価格は
クルチアーニの10分の1なのだ。
シルエットも着心地も悪くない。

もうユニクロで全然十分だよ、俺は!

何が言いたいか?

正直、ユニクロの値段は
正気の沙汰じゃないと思う。
そもそもが海外の安い人件費で
成り立っていることも知っている。

でも――。

この30年間、相対的に日本は貧しくなった、
と言われるけどさ。

たった3千円で誰もがこんな高品質な服を
普通に着られる国ってやっぱりすごいよな。

本当にこの国の品質管理はすごい。
狂気すら感じる。笑

なのでね、良いところは残しつつ。

ユニクロのニットが少なくとも
普通に一万円を超えるようになって、
みんなの所得もそれ以上に
しっかり当たり前に上がっていく。

そんな未来を積み上げて行きたいな。

と、大変ふわっとした話をして終わります。

いきなり政治家かよ?笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。