ありがとうヨーカドー

 

閉館する商業施設の「思い出」を市民団体が募っていたところ、閉館の数日前に寄せられたのは、2000字を超えるエッセイでした。

「これは素人の文章なのか?と思いました。情景も浮かぶし、一本の映画をみたような、不思議な……。いい文章を送ってもらったなと感じました」と、急きょ、全文の展示を決めました。

という話に興味を持って読んだのだけど、
これがなんとも、マア!

想像以上にとぉぉ〜〜〜っても良かった。

9月に閉店したイトーヨーカドー津田沼店に
まつわる思い出が書かれたエッセイだ。

長さは2000字超。

エッセイにしてはちょっと
長いのかもしれない。
でも本当に一本の映画を
観たような読後感がある。

確かにプロの書き手ではないのだろう。

でもこのランダムで無防備な語り口が、
逆にものすごくいい。

俯瞰して見ると実は一言一句、
入れ替え不要でまったく過不足ない、
シャープで完璧な内容だったりする。

なので、ぜひ記事より先に
最後に転載されている
エッセイ全文を読むことを
強くおすすめしたい。

(一番下のグレー地の部分です)

思ったこと。

いやあ、すみません……。

こんな素敵な文章に何か物言うのは
野暮というもの以外の
何者でもないと思うのデアリマス。

ああ、もう一回読み返したいな。

朝から良いもの読んで少し嬉しい気分。

なので本日はこれにて!

良い1日を。

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2 件のコメント

  • この文章を書かれた方と同じ、就職氷河期世代です。この文章を読んで、失われた30年について、思いをはせてしまいました。筆者はヨーカドーのゲーセンに救われたけど、そうならなかった可能性もある。それは決して彼氏だけの責任じゃない。人が人として大切にされる社会になってほしい。うん、選挙行こう。

    • かすたどんさん、コメントありがとうございます。思えば僕も就職氷河期第一期生でした。
      個人の責任だけじゃない、本当にその通りですよね。選挙行きましょう。変えましょう。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。