親が変われば子も変わる?

 

 

 

「見守る」

というのは不登校界隈では非常に
誤解の多い言葉だと思うけど。

(見守る=何もしない=放置という誤解)

もうひとつ、
この言葉も誤解が多いなあと思う。

「親が変われば子も変わる」

という言葉だ。

親が変われば子も変わる。

これは実感として事実だと思う。

でもね、これ。注意が必要で。

結果としてそうなったことが多い、
というあくまで結果の話であって。

「あなたが変われば子どもが変わる」

要するに、
「あなたは変わらないければいけない」

そう受け取ってしまっている人が
多いように見受けられるんだよね。

つまり、悪いのは自分で。

自分の行動や言葉かけを変えれば
子どもが学校へ行くようになるんだと。

だから自分が変わらなきゃいけないんだ。

ってね。

でもね。

自分が変わらなきゃ変わらなきゃって
思って行動や言葉かけを変えても、
子どもは学校へは行きませんよ。

誠に残念ながら……。

あなたが変わった。

そのことによって結果として
確かに子どもが変わることもある。

でもそのあなたの「変わり方」。

それは子どもを学校へ戻そうと
「しないようになる」ことであって。

「学校へ戻ってほしい」

そういう切なる下心を持っている中で、
いくらあなたの行動や言葉かけを変えても
きっと子どもは全然変わらないと思う。

少なくともあなたの思うようには。

行動や言葉かけとか、小手先の話じゃない。

親が変わる。

それはなんとか子どもを学校へ戻そうという
親の下心を一度しっかり手放すこと。

しっかり自分の下心と向き合って、
自分の価値観や心配の根っこを
とことん掘り下げること。

そう親が変わっていくこと。

それがいつしか子どもにも
変化を生み出すことがあるわけで。

(変化を生み出さないかもしれない)

「自分が変わりさえすれば、
きっと子どもも変わるから!」

つまり数式のように

「自分×変化=子ども×変化」

のようになるわけじゃない。

そんな単純でお手軽な話じゃない。

いや、厳しい話なんですよ。不登校って。

正解もメソッドも魔法もない。
実に地味で苦しく、つまんない話なのだ。

地味で苦しく、つまんない話に
長期間耐え続けるクソゲーなのだ。

難易度の高い苦行だよ。まったく。笑

だからマイフレンド。

まず第一に、

「私が変わらなきゃ」

と自分を責めたりしないでください。

それから、

「自分×変化=子ども×変化」

なんていう幻の数式は手放してください。

とにかくいつも壊れたレコードのように
繰り返し言ってますが、、、

大切なのは情報とつながりです。

1)情報はびーんずネットの事例集で。

身近な不登校の実例をたくさん知る。

2)つながりは親の会や散歩会で。

少し先を行く話が通じる仲間と会う。

それが大事だと思います。

ということで。

今週末の埼玉川越での散歩会。

珍しく残席ありますのでね。
(このところ満員御礼続いてました)

今からでも間に合うのでぜひ。

ち・な・み・に。

今回も「お父さん参加率」高いですよ。

よろしければ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。