人に期待しない

昨日届いた不登校新聞5月15日号。

「不登校の家庭を描いた漫画家
入江喜和さんに聞く」

の中で、目に止まった言葉があった。

「人に期待しない」というものだ。

最近では座右の銘が「人に期待しない」なんです。まわりに期待していると、そのぶんつらくなってしまう。「なんであのとき、ああしてくれなかったのか」と、人を恨むようになりかねません。人に期待しないぶん、自分に期待するようにしています。

『嫌われる勇気』のアドラーも
似たようなことを言ってた気がする。

相手はあなたの期待を満たすために
生きてるわけじゃない、だったかな。

人に期待しない。

期待をしていると、
あなたのその期待が叶わない時、
相手を責めることになりかねない。

こうして書いてしまえば
実に単純なことなんだけど、、、

それが難しいのも
(親の場合は特に!)
人間の性であって。

話は変わるのだけど、僕は以前、

鳴かぬなら自分が鳴こうホトトギス

だった。

相手が動いてくれないなら
自分で全部やってしまおう、
と思うタイプだった。

今もまだそうかも知れない。

でも自分で鳴きながら、
心の奥底で通奏低音のように

「こんなに必死に
こっちがやっているのに、
なんで動いてくれないんだろう?」

と、どこかで恨む気持ちがあった。

今にして思えば、だけど…。

恨むのではなく、シンプルに
相手に行動を頼めばよかった。

全部背負いこむあまり、
薪の重みでよろけて歩く二宮金次郎だった。

人に期待しない。

改めて、心に銘記。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。