52歳にして初めて知る

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我が家の19歳がゲーテの
『ファウスト』を読み終わった。

実は僕は『ファウスト』を読んでない。

でも「若い頃に読んでおけば良かった」
と常々僕がこぼしていたからか……。

今朝、起きてきた19歳が僕に
全部あらすじを丁寧に説明してくれた。

ありがたいデス。

しかしなかなかにすごいストーリーだ。

そしてラストのこの言葉。

「時よ止まれ、お前は美しい」

これ、甲子園だかオリンピックだか、
スポーツ関連のどっちかって言うと
軽めのキャッチコピーだと思ってたけれど。

元ネタはなんと、ゲーテだったのかと。

そして結構にエグい話が続く中、
なんとも言い難いラストシーンの、
かなり深い意味持つ伏線回収だったのかと。

52歳にして初めて知ったのデアリマス。

そして19歳と言い合ったのだけど――。

なんかこの言葉、ついつい何度も何度も
口に出して言いたくなるんだよね。

イケメンボイスで、格調高めに。笑

「時よ止まれ、お前は美しい」

何が言いたいか?

いや、そんな「最高の瞬間」では
もちろんなかった。

でも昨日、5年ぶりに会った学生時代の
気のおけない友人たちとの、
他愛のないおしゃべりの2時間。

トイレに立つ時にちょっと思った。

「いやあ、やっぱ楽しいな」と。

そして人生は思った以上に短いなと。

そんなこんなです。

話は戻って――。

「時よ止まれ、お前は美しい」

日曜の朝に突然、川崎市高津区の
びーんずネット編集部に
時空を超えて降臨したこの言葉。

繰り返せば繰り返すほど
なんとも詩的な言い回しなのでね。

あともう一回だけ、いいっスか?

なんせ純ちゃんしつこいんでね。

「時よ止まれ、お前は美しい」

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。